基本的に長期にわたって低用量ピルを服用していても、将来の妊娠には影響はありません
低用量ピルは、毎日適切に服用することで体内のホルモンバランスを整え、排卵を抑制することで高い避妊効果が得られるお薬ですが、妊娠する機能をなくすものではありません。
排卵が抑制されるのは低用量ピルを服用している間だけで、服用をやめればほとんどの人は1〜3か月で自然な生理周期と排卵が回復します。
低用量ピルの影響で卵巣や卵子の性質が変わり、妊娠しにくくなるということもありません。
なお、安心にお薬を服用していくためには定期的な医師ヘの受診や定期検査の実施が大切です。
医師の診察を受けて、お身体に問題がなければ継続することができます。
ピルを安心して続けていただくためにも検査を受けられた際は、診察時に医師へ検査結果をご提示ください。
参考:日本産婦人科学会編 OC・LEPガイドライン 2020年度版