低用量ピルの副作用で一番多い症状は不正出血で、服用者の約20%が経験するといわれています
これは飲み始めの一時的なものであることが多く、1~3か月ほど飲み続けることで次第におさまっていきます。
飲み始めの不正出血の場合、基本的には服用を継続して様子をみているうちに改善が期待できます。
■気をつけたい不正出血の原因は「子宮頸がん」
もし子宮頸がん検診を受診していなければ、まずは子宮頸がん検診を受けるようにしましょう。
繰り返しになりますが、不正出血がなくても2年に1回の子宮頸がん検診を必ず受けましょう。
もしきちんと子宮頸がん検診を受けている方であれば、ピルの内服時に不正出血があってもあまり気にする必要がありません。
ただし、子宮のポリープなどから出血している事もあるので、基本的には医師に相談することをおすすめします。
■服用初期でも下記の場合は医師へ相談してください
・生理時のような多めの出血になる
・強い腹痛を伴う
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参考:日本産婦人科学会編 OC・LEPガイドライン 2020年度版