低用量ピルの副効用の一つに肌荒れの改善があります
生理前の肌荒れは、女性ホルモンのバランスの変化が大きく影響しています。
体内では排卵後から生理前にかけて、女性ホルモンの一つ「黄体ホルモン」の分泌が盛んになります。黄体ホルモンには皮脂の分泌を促す作用があるため、毛穴のつまりなどの肌トラブルを引き起こすことがあります。
低用量ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンが配合されており、服用を継続することで体内のホルモンバランスを整え、肌荒れを改善する効果が期待できます。
人によってはピルを飲み始めた時期に、副作用として肌荒れが起こるケースもあります。
ほとんどの場合は一時的なもので、3ヶ月ほど飲み続けることでホルモンバランスが整い、肌荒れも改善されていきます。
服用を検討される場合は医師にご相談ください。
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参考:日本産婦人科学会編 OC・LEPガイドライン 2020年度版
PILL FACTBOOK(経口避妊薬ファクトブック)