【有効成分】
セマグルチド
【作用・効果】
GLP-1受容体作動薬という2型糖尿病治療薬です。
胃から腸への食べ物の流出を遅らせる作用や満腹中枢を刺激し食欲を抑える作用があります。
【用法用量】
週1回、0.25mg/0.5mg/1.0mgを毎回同じ曜日に腹部、ふとももの外側、二の腕の外側に皮下注射してください。
※医師の指示した用量を守って使用してください。自己判断で量を増やしたり減らしたりしないでください。
※こちらの動画で使用方法を必ずご覧のうえ、ご使用ください。
※週1回0.25mgを4週間以上投与しても効果不十分な場合には、週1回0.5mgに増量が可能です。さらに、週1回0.5mgを4週間以上投与しても効果不十分な場合には、週1回1.0mgまで増量することが可能です。
※注射箇所は毎回変更し、少なくとも前回の注射箇所より2~3cm離してください。しこりやこぶのようになっている箇所への注射は避けてください。
※静脈内および筋肉内に投与しないでください。
【主な副作用】
悪心・嘔吐、下痢、便秘、腹痛、めまい、頭痛、腹部不快感など
【重大な副作用】
低血糖、急性すい炎、胆のう炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸など
【使用上の注意】
・注射後は必ず注射針を外してください。また、注射針は毎回新しいものを、必ず注射直前に取り付けてください。
・注射針を装着したときに、液漏れが起きた場合は新しい注射針に取り替えてください。
・保管方法にご注意ください。
◆未使用の場合
冷蔵庫で保管してください。
◆使用中の場合
室温(30℃以下)または冷蔵庫で保管してください。
・投与し忘れた場合は、気がついたタイミングによって対応方法が異なります。以下をご確認ください。
◆次回投与までの期間が2日間(48時間)以上空いている場合
気がついたときにすぐに投与し、その後は今まで投与していた曜日に投与を続けてください。
◆次回投与までの期間が2日間(48時間)未満の場合
忘れた分をスキップし、今まで投与していた曜日が来たら投与してください
週1回の投与の曜日を変更する必要がある場合は、前回投与から少なくとも2日間(48時間)以上間隔を空けてください。
使用上の注意はこちらの資料もご参照ください。
【処方できない方】
・本剤の成分に対し過敏症の既往歴がある方
・すい炎の既往歴がある方
・糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、糖尿病の方
・重症感染症、手術などの緊急の場合
・摂食障害の既往歴がある、または治療中の方
・妊娠中または妊娠の可能性がある方(妊活中を含む)、2ヶ月中以内に妊娠を予定する女性の方
※法的記載事項
・未承認医薬品等(異なる目的での使用)
本診療科目に用いるオゼンピックは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。肥満治療目的での処方は国内で承認されていません。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
・入手経路等
提携クリニックで処方するオゼンピックは、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
・国内の承認医薬品等の有無
オゼンピックと同成分(セマグルチド)の注射製剤が、肥満症の治療薬として国内で承認されています。
・諸外国における安全性等に係る情報
アメリカ食品医薬品局(FDA)において2型糖尿病治療薬として承認されています。